税理士受験生の就職

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  • 大手の税理士法人 ↔ 小規模な税理士事務所
  • 経験できること
  • 大切なことは

この記事を書いている私は、業界未経験で30歳手前の時に小規模な事務所に就職
そのまま9年1カ月働き独立・開業しました
(途中・勤務と並行して夜間大学院にも通う)
私自身は小規模事務所の経験しかないのですが、知り合いには大手事務所や監査法人にいた会計士の方などもいます

こういった背景の私が、会計事務所業界に初めて就職するとしたら「大手の税理士法人 もしくは小規模の事務所 どちらがいいのか」というテーマで記事を書いてみたいと思います。

結論を先にネタバレしてしまうと、事務所ごとに個別の要因が多く、「入ってみないと分からないことも多い」という元も子もない話になってしまいますが、傾向はありますので参考にして頂ける部分はあると思います。

大手の税理士法人 ↔ 小規模な税理士事務所

どちらがいいとか一概には言えなのですが、、、

小規模事務所はオールラウンダー

はっきりと言えるのは、小規模事務所は顧問先も小規模な会社が多いです。
そのことによるメリットは、

・代表者と直接話す機会が多い
・代表者から税務だけでなく経営全般に関する相談をされる

外部に税理士(会計事務所)しか相談する相手がいないことが多い

私の場合は、社長から持ちかけられた相談に対応する中で、税務以外の資金繰り、補助金、助成金、ハローワーク、社会保険、登記、不動産、保険などについての知識が劇的に上がりました。
その結果、他の税理士が知らないことを知っていたりすることも多々あるようです。

大手の法人は、スペシャリスト

大手の法人クライアントは比較的規模が大きい会社が多いです。

そのため、以下のような傾向があります。
・資格の専門学校で勉強するような大企業を対象とする複雑な税制の処理に触れる機会が小規模な事務所に比べて多い
・担当者が一人という事はなく、チームを組んで仕事をする


中小企業では使わない専門学校で習った知識を活かせるのは受験勉強ともリンクしてメリットではありますが、それ以上に注意したいのがチームを組んで仕事をするに含まれている落とし穴です。

例えば、相続専門の大手の事務所の場合、配置された部署によっては、ひたすら財産評価だけをするといったところもあるようです。
そうすると財産評価のスペシャリストにはなりますが、それ以外の法人の税務や個人の税務などに触れる機会がないかもしれません。

何が言いたいかというとある分野のスペシャリストにはなりうるが、他の事務所への転職や独立開業を考えたときの経験が不足する可能性があります。

大切なこと

では大切なことはなんでしょう。
大手だろうが小規模だろうが、あんまり関係なくて、大切なことは、今後のキャリアから逆算した実務を身に着けることができるのかどうかではないかなと思います。

大手でなければ経験できない業務もありますし、資産税専門だからこそ身に着けられる経験などもあります。

私は小規模事務所出身です

30歳手前で業界未経験で就職しようとしたとき、当時(2004年)は、簿記、在表、相続と3科目持っていても、履歴書の段階で落とされることが多かったです。その時に言われたのが、未経験は、、、というところでおとされました。

なので、私の場合は、採用して頂いたのが小規模事務所だったというだけではあります。

しかし、元々会計事務所業界を目指し始める前から独立願望があり、会計事務所に就職する段階で税理士として独立するという目標がありました。
そして独立するときには、自分の目の届く範囲でクライアントに貢献していきたいという事も漠然と考えていましたので、結果として小規模事務所で得た経験が現在非常に役立っています。